親に聞いておくべきこと

大型連休や夏季休暇、年末年始休暇には、久しぶりに、離れて暮らすご両親と過ごすという方も多いのではないでしょうか。
ご両親が後期高齢者に突入している場合には、そのような機会を利用して、ぜひゆっくりとご両親の「終活」について話し合う時間を持ってください。
「そんなこと、聞きにくいなぁ」と思われるかもしれませんが、ご両親のため、自分たちが困らないために、ご両親が「お元気な今だから」聞けることなのだということを前置きした上で、お話ししてください。できれば、話し合った結果を書き残しておくと良いでしょう。
【人生の最終段階の医療について】
◆口から食事が採れなくなったときは、どんな栄養摂取方法を希望するか……胃ろう、鼻や首筋から管を入れる、何もせず自然に任せるなど
◆回復の見込みがなくなったときに、最期をどこで過ごしたいか……自宅、高齢者施設、病院、ホスピス等
◆回復の見込みがないときに、延命治療を希望するか……人工呼吸器、エクモ、心臓マッサージなど
【正常な判断ができなくなったときのお金の管理について】
◆年金はどのくらい受給していて、どの銀行口座に振り込まれるか
◆取引のある銀行名・支店名、証券会社名・支店名をすべて一覧にしてもらう(ここで、無理に金額を聞いたりしない方が良いかもしれません)
◆ 借入金の有無。あるとしたら、どこからいくら借り入れがあるか、返済状況や条件
◆医療保険、火災保険、生命保険の有無と一覧(入院時に日額5,000円もらえる保険に入っているのに「請求しそびれて、もらえなかったらもったいない!」と伝えましょう)
◆ 可能であれば、ご両親名義のメインの金融機関に「代理人の届出」をしてもらいましょう
これをしておけば、ご両親がご自身でお金の出し入れや振り込みができなくなっても、即、成年後見制度を利用しなければならないという事態を避けることができます。ただしその際には、ほかのごきょうだいとよく話し合って、後日のトラブルの種にならないように気をつけておきましょう。
※親族を代理人に設定する制度は、各金融機関によってさまざまです。