見守り・安否確認はまだ早い?
ひとり暮らしの方のお悩みの一つに「孤独死したくない」というものがあります。
OAGウェルビーRでも、いざというときに頼れる身寄りのない方との間で、万が一に備えた安否確認、身元保証、任意後見、死後事務等のご契約をお引き受けしています。何よりも、ご本人が元気なときから逝去されるその先まで、ご本人の尊厳を守り希望を実現するお手伝いをするのがOAGウェルビーRの仕事です。「孤独死したくない」という希望があれば、日頃から見守り・安否確認を行い、OAGウェルビーRが異常をすぐに察知できなければなりません。
ところが、ご契約時には要介護認定も受けておらず、お元気で、しかもまだ60代だったりすると「見守りや安否確認はまだ早いなぁ」と、戸惑う方が多いのが実情です。
OAGウェルビーRでは、スマートフォンのショートメッセージ機能(SMS)を使って週2回の見守り連絡を行っています。お送りしたメッセージに対し「今日も元気です」というサインとしてタップしていただくだけで完了です。(お時間に余裕のある方は、その先のアンケートにお答えいただき、より詳細な見守りを行うことが可能です)
ご契約時にこのサービスの説明をすると、60代の方々からは「え?週2回も来るの?」「それはちょっと面倒だなぁ……」というお声をいただきます。しかし「タップするだけで良いので、ぜひ今のうちから、生活の中でルーティン化しておいてください」とお願いをしています。
この一年間で、この見守り・安否確認サービスにより、ご自宅で亡くなっていたお二人の契約者を発見しました。お二人とも60代で、介護保険サービスの利用もなく、普段からお元気に外出されていました。SMSによる見守りも欠かさずタップしてくださっていましたが、それが確認できなかったことから異常を察知。各方面から手を尽くしましたが、ご本人と連絡がとれず、警察に通報し、警察官と一緒にご自宅に入ったところ、既に亡くなっていました。
ほとんどすべてのご契約者の週2回のタップを確認しつつ、異常に気が付いたときには迅速に安否確認に動く、それがOAGウェルビーRの使命です。お二人の命を救うという意味では残念ながら間に合いませんでしたが、私どもは医療機関ではありませんので、存命中に見つけてほしいというところまでの実現は困難です。
しかし、このお二人については尊厳が保たれている状態で発見することができました。お二人とも分譲マンションにお住まいでしたので、マンション全体の資産価値に悪影響を及ぼすことも、周辺住民の方々にご迷惑をお掛けすることも回避できました。
「まだ早い?」と思うかもしれません。しかし「まだ早かったかな」と感じるくらいが正解です。それがお元気な証拠だからです。いつ何が起こるのか分からないのが人生です。